ヴェトナム戦争・・・・3
強大な軍事力を誇るアメリカの敗北は、同国の威信を傷つけるとともに、反植民地主義の輝かしい勝利でもありました。
ヴェトナムでは、米軍の撤退で解放戦線がサイゴンを占領し、七六年にハノイを首都とするヴェトナム社会主義共和国として統一された。
ヴェトナム戦争で国論を分裂させたアメリカでは、七二年にはニクソン自ら中国を訪問して初めて米中首脳会談を行なうなど、戦後の諸政策の大転換に踏み切りました。
しかし、その直後に大統領が関与する不正事件が発覚し(ウォーターゲート事件)、七四年には二期目の半ばにしてニクソンが辞任した。
このように、内外ともに超大国アメリカの威信と実力は低下し、苦悩を深めました。